栗原、岡本、山本…夢溢れる顔ぶれズラリ! データで選ぶ“25歳以下”ベストナイン

外野陣はリーグ優勝に貢献した新星が2人

 外野陣では、リーグ優勝に貢献したニューフェイス2人が選出される形となった。新たな“育成の星”となった巨人・松原聖弥は開幕から1か月遅れの7月25日にシーズン初出場も、8月中旬から「2番・右翼」の定位置を奪取。2018年の日米野球で来日し、巨人とエキシビションゲームで対戦したカージナルスのヤディアー・モリーナ捕手からも「素晴らしいスピード。いいね、好きだな」と絶賛された俊足で12盗塁を記録し、足でも存在感を見せた。

 ソフトバンク・栗原陵矢も昨季に飛躍した選手の1人だ。開幕前のオープン戦と練習試合からアピールを続け、自身初の開幕スタメンを掴むと、波はありながらもシーズン通して主力として活躍。チーム2位となる73打点を記録し、日本シリーズでは14打数7安打の打率.500をマークし、シリーズMVPを獲得する大活躍だった。3人目は楽天・辰己涼介に。プロ2年目を迎えた昨季は打率.223に終わるも守備と走塁でチームの勝利に貢献し存在感を見せる結果となった。

 ここで選出された選手たちは昨季チームの中心選手として活躍したことがわかる。ブレークの兆しを見せたロッテ・安田尚憲や藤原恭大、覚醒を期待される日本ハム・清宮幸太郎ら、次世代のプロ野球を支える「新星」が今季終了後にこの陣容に割って入ることを期待したい。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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