栗原、岡本、山本…夢溢れる顔ぶれズラリ! データで選ぶ“25歳以下”ベストナイン

オリックス山本は全体でも1位の好成績

 先発投手ではオリックス・山本由伸がトップに。“25歳以下”という条件がなくとも、中日・大野雄大と並び堂々12球団トップの数字を記録した。山本の数字が目立つが、広島・森下暢仁(WAR 4.2)が全体でも5位、ロッテ・二木康太(WAR 3.4)が同8位など、若くしてローテーションの軸となっている投手が上位に顔を出す形となった。

 救援投手も若きリリーバーが存在感を見せる結果になった。昨季は先発として開幕も、シーズン途中にリリーフ再転向となった楽天・松井裕樹がトップに立った。圧倒的な奪三振率で日本一に貢献したソフトバンクのモイネロ(WAR 2.1)やクローザーとしてシーズン通して安定した投球を見せたロッテ・益田直也(WAR 2.0)、新人王に輝いた西武・平良海馬(WAR 1.7)を抑え、救援投手全体でも1位となる結果になった。

 内野陣は豪華な布陣に。本塁打と打点の2冠に輝いた巨人・岡本和真や、新人王に輝いた2019年よりさらに飛躍を遂げたヤクルト・村上宗隆は順当な選出と言える。二塁手はリーグ連覇に貢献した巨人・吉川尚輝に。飛躍を期待されながらも故障に泣かされた2016年ドラ1が初めて通年で1軍戦力として躍動した。史上初となるシーズン守備率10割を記録した広島・菊池涼介(WAR 3.4)には劣るものの、十分、存在感を見せることが出来た。遊撃手はルーキーの楽天・小深田大翔を選出。シーズン途中に定位置を獲得すると、前年まで遊撃を務めた茂木栄五郎が負担の少ない三塁に回り、起用のバリエーションを増やす意味でも新たな風をチームにもたらした。

外野陣はリーグ優勝に貢献した新星が2人

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