「中日は暗い」イメージの“正体”は? 新風吹かせた内野手が語るチームカラー
18年の松坂加入も追い風に…積極的なファンサービスは若手の手本に
得点が入ってベンチ一丸となって喜ぶチームもあれば、相手に隙を見せずに戦うチームもある。中日は後者だと思った。ただ一方で「少し感情を出すのを我慢してプレーしているようにも見えた」のも確か。何より勝手に「暗い」と言われているのがもったいない。中日にとっての“正解”は分からなくても、自身の持ち味を発揮した。
「あくまで僕の感覚ですが、毎年よりフランクな雰囲気になっていった気がしますね」。加えて、18年には松坂大輔投手が加入。率先してファンサービスに時間を割く姿は若手の手本となった。「いい意味で、新しい雰囲気の中日になってきたのかなと」。19年までBクラスは続いたが、チームの変化は進んでいたと信じる。
亀澤自身は19年限りで戦力外となり、20年は沖縄初のプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」でプレー。新天地でも変わらぬ姿でいる。古巣は8年ぶりにAクラス入りを果たし、同学年の大野雄大投手は沢村賞に輝いた。近づく強竜復活の瞬間を、元所属選手として楽しみにしている。
(小西亮 / Ryo Konishi)