DeNA、新人3選手がキャンプ1軍 注目は2・7の紅白戦「1軍対2軍のイメージで」

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

三浦新監督「個々の仕上がり具合を見てみたい」

 DeNAは23日、今季から指揮を執る三浦大輔新監督や1・2軍コーチ陣、三原一晃球団代表らがオンラインでスタッフミーティングを開いた。2月1日からの春季キャンプでは、ドラフト1位の最速153キロ右腕・入江大生投手(明大)、大学日本代表の4番を務めた2位の牧秀悟内野手(中大)、5位の左腕・池谷蒼大投手(ヤマハ)の3人のルーキーが1軍スタートを切ることが決まった。

 終了後に会見した三浦監督は、3人を抜擢した理由を「コーチとも相談し、総合的に判断した」とし、「初めてのキャンプで戸惑いや気苦労があるかもしれないが、いま持っている力を普通に出してもらえれば」と語った。

 昨年まで2年連続開幕投手の今永昇太投手は、昨年10月に左肩のクリーニング手術を受け、開幕に間に合うかは微妙。東克樹投手も昨年トミー・ジョン手術を受けた。コロナ禍で外国人選手はいずれもキャンプ期間中に来日できそうにない。その分、例年以上に若手の成長が求められるキャンプになりそうだ。

 昨年は2軍で指揮を執った三浦監督は「若い選手はこういう状況をチャンスととらえて、競争の中で自分の居場所をつかみ取ってほしい。僕も固定観念を持たず、フラットな状態から、新たな視点で選手たちを見ていきたい」と競争を促す。

 沖縄県宜野湾市でキャンプを張る1軍と、同県嘉手納町の2軍との間でも、積極的に入れ替えを行う方針だ。見どころは2月7日に予定している紅白戦。指揮官は「1軍対2軍というイメージで、個々の仕上がり具合を見てみたい。細かいサインを出すつもりはない」と語り、若手の猛アピールと戦力の底上げを期待している。キャンプの詳細な1、2軍振り分けは数日後に発表される。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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