注目の佐々木朗希らブレーク予備軍が多数在籍 ロッテ1軍キャンプ期待の若手は?
新人3選手が1軍スタート、育成2年目の本前が大抜擢
2021年のキャンプインまで残すところ1週間を切った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当面の間は無観客での実施となる12球団の春季キャンプだが、各球団は続々とキャンプの1軍、2軍の組み分けを発表している。
ここでは安田尚憲や藤原恭大ら若手選手の台頭もあり、昨季終盤まで熾烈な優勝争いを演じ、2005年以来のリーグ制覇を目指すロッテの1軍メンバーに抜擢された期待の若手をピックアップする。
○佐々木朗希投手
高校生最速の163キロをマークし、4球団競合の末にロッテに入団した“令和の怪物”。1年目の昨季は1、2軍を通じて実戦登板はなくプロとして戦い抜く身体づくりに終始した。今季は謎に包まれたベールをいつ脱ぐのか、キャンプでの動きに注目だ。
○鈴木昭汰投手
「侍ジャパン」U-15選出経験もある最速152キロの直球とチェンジアップのコンビネーションが武器のドラフト1位ルーキー。法大では3年秋に防御率0.56、4年秋には同0.84を記録した安定感もある。ロッテでは小島和哉や中村稔弥の大卒左腕が早い段階でローテの一角を担っているが、鈴木も後に続けるか。
○本前郁也投手
昨季は育成1年目ながら、2軍で11試合に登板して2勝0敗、防御率2.56を記録した左腕。38回2/3投球回で38奪三振と、三振を取れる能力を持ち、制球も安定しているのが特長だ。北翔大初のプロ野球選手が支配下を勝ち取るアピールを出来るか。
○小川龍成内野手
国学院大からドラフト3位で入団した、遊撃守備の安定感が武器のルーキー。大学3年時には「侍ジャパン」大学代表に選ばれるなどして活躍した。好守でアピールし、過去3年、藤岡裕大が担っている遊撃の座を脅かせる存在になれるか。
○高部瑛斗外野手
2019年ドラフト3位で入団した“東都の安打製造機”。2月の練習試合でいきなり右手有鈎骨を骨折し、開幕2軍となったがイースタンでは打率2位となる.344をマークした。10月には新型コロナ集団感染を受けて昇格、初ヒットも放ったが1軍定着とはならなかった。国士舘大では東都2部歴代最多となる通算129安打を記録した打棒で、今季は熾烈な外野手争いに挑む。
○山口航輝外野手
2年目の昨季は2軍で70試合に出場して、打率.258、7本塁打をマークした未来の和製大砲候補。まだまだ粗削りだが、豪快なフルスイングと圧倒的な飛距離にはロマンを感じる。明桜高では高校通算25本塁打を放ち金足農・吉田輝星(現日本ハム)とライバルとしてしのぎを削った。アピールを続けて、藤原や和田に高部と若手のライバルが多い1軍の外野枠に割って入りたい。
(Full-Count編集部)