BC埼玉武蔵入団の元燕・由規 「全力で投げられる」「先発でアピール」主な一問一答
背番号は18、契約&入団会見
元ヤクルト、楽天の由規投手が28日、ルートインBCリーグの埼玉武蔵と契約を結び、埼玉・熊谷市内のベアーズカフェで入団会見を行った。目標はチームの勝利に貢献することと「NPBに戻りたい」と力強く語った。主な一問一答は以下の通り。
――決め手は?
「角(晃多)監督自ら、オファーをしていただき、その熱意と僕の目標であるNPB復帰へ全力でサポートしてくれるということでここに決めました」
――BC福島に所属したことある弟の貴規さんからは?
「わからないことだらけなので、僕から質問しました。『BCの先輩だ』と先輩ヅラしてましたけど(笑)。弟が所属していた頃とは、チーム数とか変わっていますが、バッターはこういうタイプがいるとか、甘く見ない方がいいぞとは言われました。レベルも上がっているので、ワクワクしています」
――右肩の状態は?
「体の異常はなく、全力で投げられる。その上でトライアウトも受けました。NPBに戻りたいと思い、現役を続行しました」
――東日本震災から10年が経つ、東北への思いは?
「震災から10年、3月11日が来るたび、あの日のことを思い出します。僕自身も、肩の怪我したのもその年です。その頃から何とか元気や勇気を与えたいと思っていた。実績が伴わず、いい報告ができていなかったので、引っかかっています。今回、野球を続けるチャンスをもらえたので、何とかプレーで、元気な姿を仙台の方、いろんな方に元気に野球をやっているぞと見せられたらいいですね」
――起用法は
「ここ2年、本格的にやっていなかったので、先発でアピールできたらと思います」
――背番号18のイメージ
「18というのは日本でエース番号、チームの柱という選手がつける番号、その期待に応えたい。今までの野球人生で18を背負ったことないんですけど、体のスタイル的には18が合っているのかなと思います」
――どういうアピールをしたいか
「技術的なことたくさんあるけど、今まで通りではだめ。どこかスタイルチェンジしないといけない。復帰の目標を立てる中で、変えていかないといけない部分がある。それだけでは(NPBから)声がかからないと思うので、圧倒的なパフォーマンスを見せたいと思います」
(新保友映 / Tomoe Shinbo)