楽天石井新監督、「99」ユニ姿にナイン違和感も「似合ってないが最高の誉め言葉」
「常に競争意識を持ってほしいと思います」
田中の加入などで、先発ローテーションをはじめ、チーム内の競争が激化。キャンプ初日から涌井、岸、則本昂、松井ら主力がブルペン入りし、意欲的に投げ込む姿があった。石井監督は「先発なら6席を争わないといけない。常に競争意識を持ってほしいと思います」と、ご満悦だった。
GMとして見ていた昨年までと比べると、「基本的にチームの狙い、足りているもの、足りないものへの見方は一緒。ただ、より選手と近い所でコミュ二ケーションを取り、達成できるようにしていかなければならないのが監督だと思う。より細かくコミュニケーションを取るようにしている」と言う。
「自分のカラーを出すとか、“俺が俺が”にはなりたくない」と語る新指揮官。この日「唯一、自分らしいことができた」と挙げたのは、メイン球場の中堅スコアボードの電光掲示板に終日表示されていたメッセージだった。
「真喜志ヘッドちばりよ!! 立花社長めんそーれ!」
その意図を「真喜志ヘッドには、困難に立ち向かうことを共有してもらわないといけない。頑張ってほしいという思いを込めて書きました」と説明した。敵と戦う前に、まずチームをまとめ上げなければならない。そこでタッグを組む真喜志康永ヘッドコーチと、フロントのトップの立花陽三球団社長に“親愛の情”を示したようだった。