清原和博氏の学生野球資格回復を認定、執行猶予終了から5年後に指導可能の規定
コロナ禍で今回は「eラーニング形式」で実施、139人を認定
日本学生野球協会は5日、学生野球の指導者となるために必要な「学生野球資格回復」で認定された139人をホームページで発表した。西武や巨人などで活躍し、通算525本塁打を誇る清原和博氏も認定された。一方で、同協会のガイドラインによれば、執行猶予期間の終了後、5年を経過しなければ「適任者に該当しない者」と明記されている。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、今回の研修会はオンライン上による「eラーニング形式」で実施。昨年12月18日~同27日にNPBプロ研修、今年1月8日~同17日に学生野球研修が行われた。清原氏のほかに、日米通算203勝を挙げた黒田博樹氏や巨人やメッツなどで活躍した高橋尚成氏、前広島監督の緒方孝市氏、元阪神の桧山進次郎氏、元広島の新井貴浩氏、元巨人の鈴木尚広氏らも名を連ねた。
清原氏は2016年2月に覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕、起訴され、2016年5月に懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。2020年6月に執行猶予期間が終了。同協会が昨年12月に策定したガイドラインでは「刑の全部の執行猶予の言い渡しを受けた者で、その猶予の期間を経過した後5年を経過していない者」を適任者に該当しない者と定めている。清原氏がこの項目に当てはまる場合、指導者となれるのは2025年6月以降となる。