楽天石井監督、打撃投手へブルペン入りも「届かない!」 数メートル前から投球

ブルペン入りした楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】
ブルペン入りした楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】

フリー打撃登板へ約5分間の投球練習

 楽天の石井一久GM兼監督が、突然ブルペン入りした。現役時代に日米通算182勝を誇った左腕は、沖縄・金武キャンプ第2クール3日目の8日、長坂ブルペン捕手を立たせたまま約5分間、感触を確かめるように投げ込んだ。もちろん監督就任後初めてで、近日中に指揮官自らフリー打撃に登板する意向のようだ。

「いつ(フリー打撃に)投げようかな?」とつぶやく一幕も。最初は18.44メートルの正規のバッテリー間で投げていたが、「届かない!」と悲鳴を上げ、「(フリー打撃の打撃投手は)こんなに遠くないですよね?」と言いながら、数メートル前進して投げ続けた。

 今季から現場の指揮も取る47歳の石井監督は、フリー打撃登板に関しては「話題がなくなったら考えます」と話していたが、田中将大投手の復帰フィーバーやチームの順調な調整ぶりに誘われ、思ったより早めにボルテージが上がってきたようだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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