大谷翔平が2年8.9億円で合意 エ軍GMが語る前例のない“二刀流交渉”の内幕
大谷側は21年3.5億円を希望、球団側は2.6億円を提示「次の2年間というアイデアが生まれた」
大谷は昨季終了後にメジャー登録3年以上6年未満の選手に与えられる年俸調停の権利を初めて取得した。米メディアによると、大谷側が330万ドル(約3億4700万円)を希望したのに対し、球団側は250万ドル(約2億6300万円)を提示。両者には80万ドル(約8500万円)の開きがあった。
「年俸アップに値していると双方が同意見だったと思う。大事なことはそれがいくらかになるということだった。総年俸のことから考えて、この先、我々が次の2年間をどう対応することができるのかという面でアイデアが生まれた。我々は気持ちの面で安心して複数年契約のリスクを取った」
昨季はシーズン序盤に右前腕を故障して打者に専念した。シーズンオフから投手のリハビリを行っている。
「彼は良い感触を得ている。この男は自身を磨くために時間とエネルギーを注いでいる。素晴らしいことだ。それに才能を組み合わせ、彼がこの球団にとって大きな戦力になると我々は感じている」
ここ2年間は二刀流選手として結果を残せていないが、球団側の投打への期待の高さは変わらない。完全復活の2021年としたいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)