コロナ対策で選手らに追跡バンドを義務化 違反者は出場停止処分や給料没収も
2月中旬のスプリングトレーニングから着用、新型コロナのワクチン接種は全選手任意
大リーグが徹底した新型コロナウイルス感染防止対策を取ることになった。選手や球団スタッフら関係者に追跡装置が搭載されたリストバンドの着用を義務付けた。2月中旬のスプリングトレーニングからで、違反した場合には懲戒処分を受けるという。
大リーグ機構と選手会は8日(日本時間9日)に新型コロナウイルス感染対策の協約で合意。昨季の101ページだった運用マニュアルは7ページ追加され、「該当者は全員、球団施設にいる間および球団管理の元での移動中、またグループ練習を含むチームでの活動に従事している間は常にKinexonの接触追跡デバイスを着用しなければならない」、「デバイスの着用を繰り返し怠った場合や、デバイスをKinexonデバイスドッキングステーションに返却することを繰り返し怠った場合は、懲戒の対象となりえる」などと記載された。
大リーグ機構や球団の行動規範やスプリングトレーニング中の自宅隔離に違反した場合は、出場停止や給料没収などの処分対象になるという。また、新型コロナウイルスのワクチン接種については「全選手任意となる。しかしながら、MLB機構と選手会は適切な時にワクチン接種することを強く推奨する」と呼びかけている。スプリングトレーニングは2月17日(同18日)からアリゾナ、フロリダ両州で行われる。
(Full-Count編集部=AP)