レイズ筒香や楽天浅村が手本、中日期待の22歳が信じる「大砲は5年目に覚醒説」
浅村栄斗は西武入団5年目に打点王、オフに弟子入りして技術を吸収
ヤクルト・山田哲人や巨人・岡本和真、広島・鈴木誠也ら高卒4年目で覚醒したケースも多い一方、5年目に一気に飛躍した大砲たちも少なくない。2010年にDeNAに入団した筒香嘉智(レイズ)は2014年に22本塁打をマーク。以降はハマの主砲としてチームを支えた。昨季に自身初の本塁打王を獲得した楽天・浅村栄斗も、西武入団5年目の2013年に打点王に輝いた。
石垣はオフの自主トレで、その浅村に弟子入り。手取り足取り、打撃の真髄を教わった。「手応えという面ではまだまだですが、少しずつ自分の中でできるようになれば。結果が全ての世界。割り切ってやっていきたいです」と見据える。
今月9日の紅白戦では「いいところを見せよう」と気持ちが先走り、力んでしまったことを反省。すぐさま映像を見返し、10日の休養日に1時間ほどバットを振って修正した。課題はすぐさま潰す。「上体の動きが遅くなっていたなと。課題は明確になりました」と納得する。
プロ人生を左右するかもしれない勝負の年。自らに言い聞かせるようにつぶやく。「期待には応えたい」。球界を代表する大砲たちと同じ覚醒ロードを歩むべく、とことんバットを振る球春になる。
(小西亮 / Ryo Konishi)