勝負の3年目に大阪桐蔭コンビが好発進! 中日根尾が3安打、ロッテ藤原も初安打
中日根尾は「1番・遊撃」、ロッテ藤原が「1番・中堅」でスタメン出場
プロ野球の春季キャンプは中盤戦に入り各球団も実戦が始まった。13日はロッテと楽天、中日とDeNAが練習試合を行い、若手選手たちが開幕1軍に向けアピール合戦を繰り広げた。
高卒3年目のシーズンを迎えレギュラー獲りが期待されるロッテ・藤原恭大外野手、中日・根尾昂内野手の大阪桐蔭コンビも躍動した。
藤原は「1番・中堅」でスタメン出場すると初回の第1打席で楽天・瀧中の外角低めの変化球にバットを合わせ中前打を放ち“チーム初安打”をマーク。その後は空振り三振、左飛に倒れ途中交代となったが3打数1安打と上々のスタートで2021年の初陣を飾った。
昨季はシーズン終盤で1軍昇格を果たし26試合に出場し打率.260、3本塁打10打点4盗塁を記録。沖縄・石垣島キャンプでは“平成唯一の3冠王”松中臨時コーチから指導を受け打撃力アップが期待されている。
圧巻だったのは根尾だ。「1番・遊撃」でスタメン出場し、第1打席でDeNAの先発・上茶谷から右前打。6回の第3打席で左腕・浜口から左翼線二塁打を放つと、8回には左腕・砂田からポトリと落ちる中前打で3安打をマーク。「去年のオフからやってきた成果がちょっとずつ出始めているのかなと思います」と手応えを口にする。
昨季は9試合の出場でプロ初安打をマークしたが打率.087、0本塁打0打点。キャンプでは立浪臨時打撃コーチからマンツーマン指導を受けるなど一心不乱にバットを振り続けた男が対外試合初戦で最高の結果を残した。その立浪氏は「今日のテーマはいかに自分で振れる体勢を作るかだったが、昨年と違う始動の仕方が分かりだしてきたと思う」と評価。与田監督は「まだまだ満足はしていない。僕の求めるところは高いですよ」とさらなる飛躍を期待した。
(Full-Count編集部)