パドレス加入のダルビッシュ、合流前に“チームの顔”に選出 ツインズ前田健太も
エンゼルスの大谷翔平投手は選出されていない
米サウスダコタ州にあるラシュモア山には4人の米大統領(ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーン)の胸像が彫られていることで知られる。「プレジデンツデー(ワシントン誕生日)」に当たる15日、米メディア「ブリーチャー・レポート」はMLB各球団の「ラシュモア山」を案出するという企画で「チームの顔」4選手を選出。ツインズでは前田健太投手、パドレスではダルビッシュ有投手が選ばれている。
今回の選考基準について「ブリーチャー・レポート」は、必ずしも「ベスト」な選手だけで構成されているわけではなく、チームによっては長年の功績によってベテランが選ばれたり、将来の期待値も考慮するため、このオフに新たに獲得した選手も選ばれていると説明。ツインズからはネルソン・クルーズ外野手、ホセ・べリオス投手、バイロン・バクストン外野手、前田の4人が選出された。他にもマックス・ケプラー外野手やミゲル・サノ内野手ら優秀な選手が在籍し、選ぶのは困難だが「この4人は超えられない」としている。
前田はツインズ移籍1年目の昨季、11試合に登板して66回2/3を投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振の好成績を残した。記事は「ケンタ・マエダはパンデミックで短縮された1シーズンしかツインズで過ごしていないが、この位置を保証するにはそれで十分だった」と解説。「ア・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位につけ、メジャートップのWHIP0.75を記録した。ERA+161は、2016年に記録した自身の最高値115を小さく見せるものだった。彼はツインズの明確なエースとなった」とそのパフォーマンスを高く評価した。
パドレスからはフェルナンド・タティスJr.内野手、マニー・マチャド内野手、ブレイク・スネル投手、ダルビッシュの4選手。カブスから今季移籍したダルビッシュは、レイズから加入したスネルとともに、ワールドシリーズ制覇という望みへの重要度からパドレスの「ラシュモア山」に選ばれた。
ダルビッシュについては2019年のオールスター以降「球界のどの投手にも勝るとも劣らない」と指摘。カブスでの昨季は12試合登板で8勝3敗、防御率2.01。「ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票2位になり、リーグトップのFIP2.23を記録した。昨シーズンは球速を上げており、34歳のシーズンでも好成績を収められる能力をよく示している」と評価している。
ちなみにエンゼルスはマイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手、デビッド・フレッチャー内野手、アンドリュー・ヒーニー投手の4選手。大谷翔平投手は選出されていない。
(Full-Count編集部)