ダルビッシュと「成し遂げたこと、築いた関係は特別」 昨季の同僚右腕が惜別
パドレス指揮官は、調整能力を高く評価している
カブスから交換トレードでパドレスに移籍したダルビッシュ有投手。昨季のナ・リーグ最多勝右腕は、米アリゾナ州ピオリアキャンプで球団アドバイザーの野茂英雄氏の助言を受けるなどして、順調に調整を進めているようだ。そんな右腕をジェイス・ティングラー監督は称賛し、カブスで同僚だったカイル・ヘンドリックス投手は惜別の声を送っている。
メジャー通算71勝。昨季は8勝を挙げてタイトルを獲得したダルビッシュについて、ティングラー監督は球団公式ブログで次のように語っている。「彼が経験豊富だということは見ていたらよく良くわかる。どうやって程度を高めていくかを知っている。1回のブルペンやサイドセッションごとに、少しのパーセンテージずつ良くなっていくんだ。球速、メトリクス…それぞれを、増加させていく」と称賛。さらに「自分の体のことをよく認識していて、ボディコントロールがすごくいい。計画的にゆっくりと数字を上げていく」と調整能力を高く評価した。
そんな右腕に対して、古巣カブスの元同僚は惜別の声を寄せている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、昨年はダルビッシュとの2枚看板でカブスを引っ張ったカイル・ヘンドリックス投手は「野球は難しいスポーツ。多くの選手と仲良くなるけど毎年選手が入れ替わるもの」とした上で、「ユウとは2年くらいしか一緒にプレーしていないが、一緒に成し遂げたこと、僕らが築いた関係は特別だった。素晴らしい友人だった」と語っている。
メジャーで揺るがぬ地位を築いたダルビッシュ。誰からも尊敬の念を集める存在になっている。
(Full-Count編集部)