160キロに迫る剛速球を連発 ドラフト1巡目候補に全米驚愕「クレイジー」「エグイ」
バンダービルト大、ジャック・ライターの父は元メジャーリーガー
今年のMLBドラフトで1巡目指名が確実視されているジャック・ライター投手の投球動画が全米を震撼させている。動画を自身のツイッターに公開したのは「ピッチングニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブ、ロブ・フリードマン氏。数多くのメジャーリーガーを分析してきた投球解析の専門家も「私は少し動揺している」と驚きを隠せないほどの剛速球だ。
22日(日本時間23日)、ライト州立大との試合に先発したバンダービルト大のライターは、初回に3つの三振を奪うなど5回を投げて8奪三振、被安打1で無失点に抑える快投を見せた。
フリードマン氏が公開した動画では、2ボールの場面から98マイル(約158キロ)の速球を2球続けて追い込むと、最後は99マイル(約159キロ)の速球を内角にズバッと決め、見逃し三振を奪う様子が捉えられている。立て続けに160キロ近い剛速球を投げ込む大学生離れした投球にファンも「エグイ」「不公平だ」「信じられない」「これはクレイジーだ」「20歳だって。なんてこった」「頼むからうちのチームが指名してくれ」「この名前を忘れるな。長きにわたってこの名を聞くことになる」と驚きの声を上げている。
ライターは2000年生まれ。父親はメジャーで2度のオールスター出場を誇るアル・ライター氏だ。高卒時の2019年ドラフトでも1巡目指名が有力視されていたが、本人がバンダービルト大への進学を強く希望。多くの球団が指名を見送る中、それでもヤンキースが20巡目で指名を強行するほどの逸材だ。MLB公式が発表したドラフト注目選手ランキングでは6位につけるなど、今年7月のドラフトで1巡目指名が確実視されている。