ダルビッシュと野茂氏の“融合”に投手コーチは太鼓判「役立つに違いない」
ロスチャイルド投手コーチ「彼はボールを巧みに操る能力に自信を持っていて、それも強み」
パドレスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)に今キャンプ初めてのライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し最速95.2マイル(約153キロ)の直球、多彩な変化球も披露した。今シーズンから新たに加わった右腕にロスチャイルド投手コーチは「とても興味深い」と語った。
チームは今オフにダルビッシュ、スネルら大型補強に成功しワールドシリーズを制覇したドジャースの対抗馬に挙げられている。投手陣も強化できたことにロスチャイルド投手コーチは「とても素敵なクリスマスプレゼントでした」と喜びを口にした。
昨年8勝3敗、防御率2.01の好成績を残しサイ・ヤング賞の最終候補となったダルビッシュの加入に「とても興味深いこと。彼は自分自身のことをよく分かっています」と分析。
メジャー移籍当初は160キロの力強い直球が注目されていたが「それを見れば速球を多く投げさせたくなってしまうが、そうじゃない。彼はボールを巧みに操る能力に自信を持っていて、それも強み。彼自身の計画があり、それを奪ってしまうのは大きな間違いになってしまう」と、ダルビッシュの意志を尊重する考えを口にした。
今キャンプでは球団アドバイザーを務める野茂英雄氏がブルペンに入ったダルビッシュと意見交換する場面もあった。現役時代はトルネード投法と“野茂フォーク”で全米を熱狂の渦に巻き込んだレジェンド右腕との“融合”に「ノモと話すことは役立つに違いないでしょう。ユウは球種を身につけることに長けています。ブルペンで見たスプリットには非常に良い球もあった」と評価していた。
(Full-Count編集部)