プホルス、混乱招いた引退報道を否定 「今はまだそんなことは考えていません」

オンライン会見に臨んだエンゼルスのアルバート・プホルス【写真:盆子原浩二】
オンライン会見に臨んだエンゼルスのアルバート・プホルス【写真:盆子原浩二】

夫人がインスタグラムで引退を示唆、米メディアも一斉に今季限りの引退を報道

 エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が27日(日本時間28日)、愛妻のインスタグラムによって巻き起こった引退報道から初めて公の場に姿を見せた。オンライン取材に応じ「今はまだそんなことは考えていません」と今季限りでの引退を否定した。

 41歳のプホルスはスプリングトレーニングでの状態を問わると「気分はいいです。一生懸命努力して、準備を整えています。今シーズンを楽しみにしています」と、ここまで順調に調整を続けていることを口にした。

 今シーズンは2011年オフにエンゼルスと結んだ10年総額2億4000万ドル(約257億円)の契約の最終年。キャンプ初日にはデイドラ夫人がインスタグラムで「スポーツ界で最も驚くべきキャリアの1つ、今日はその最後のシーズンの初日です。夫であるアルバート・プホルスの話です」と綴り、米メディアも一斉にプホルスの今季限りでの引退を報じていた。

 プホルスは自身の去就を問われると「私がフォーカスしていることは、今シーズンです。それを決めるのは、今シーズンが終わってから。このチームが勝つことを助けたいです。そして、今シーズンが終わって、もし、もうこれで終わりだと決めたら、そう発表します。でも、今はまだそんなことは考えていません」と、今季限りでの現役引退を決めていないことを強調した。

 契約最終年を迎える今シーズンに向けては「チャンピオンシップを取ること。それだけです。私がいつプレーするかとか、いつラインナップに入るかなどは私がコントロールすることではありません。昨年と同様にフィールドに立つときはチームが勝利することにベストを尽くすだけです」と語った。

 プホルスは2001年のメジャーデビューから10年連続で打率3割、30本塁打、100打点をマークし、3度のMVPを受賞。通算662本塁打は歴代5位、3236安打は同14位、2100打点は同3位と将来の殿堂入りが確実視されている。

(Full-Count編集部)

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