「彼の課題を見つけたいけれど…」 楽天石井監督を困らせたドラ1早川の修正能力

石井監督「球数を投げられる肩の耐久性を作ってシーズンに臨んでほしい

 プロでの実戦初登板となった20日の日本ハムとの練習試合(金武)では、多彩な変化球を駆使し2回1安打無失点に封じたが、小山伸一郎投手コーチからは「もっと真っすぐをどんどん投げてもいいんじゃない?」とアドバイスを受けた。長い目で見れば、最速155キロの速球に磨きをかけてこそ、変化球も生きる。そこでこの日は「ストレート主体」を目標設定。「打たれてもいいと思って、真っすぐで押しました」と述懐したあたり、目先の結果を求めがちな新人と思えない。

 あとは、石井監督が「これから長いイニングになっていくので、球数を投げられる肩の耐久性を作ってシーズンに臨んでほしい」と語ったように、「中6日で120球」がノルマの楽天の先発投手としてスタミナ作りが残されたステップになる。

 前回は先発の田中将大投手のあとを受けて2番手での登板だった。この日が“プロ初先発”とあって、「大学でやってきた通りに継続しようと思ったのですが、アマチュアのように整列して始まるのではない。そういうことも含め、いろいろ改善していければ」と語ったところだけが、新人らしく初々しかった。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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