田中将大、8年ぶりの楽天復帰 再び同僚となる日本一メンバー11人の現在地は?

塩見貴洋の年度別成績
塩見貴洋の年度別成績

銀次、藤田、岡島らベテラン勢の活躍にも期待

○塩見貴洋投手
 2011年のドラフト1位で入団した塩見は、入団1年目から規定投球回に到達して9勝を挙げ、即戦力としての期待に応えた。翌2012年はやや成績を落とし、2013年も先発陣の一角としての活躍が期待されていたが、故障の影響でシーズンを通して1軍で登板できず。その後は故障や浮き沈みこそありながら、貴重な先発左腕として登板を続けた。2013年に無念の離脱を強いられただけに、今季こそチームのタイトルに貢献できるか。

銀次の年度別成績
銀次の年度別成績

○銀次内野手
 銀次は2005年に楽天に入団し、7年目の2012年に主力に定着。レギュラー2年目の2013年にはリーグ4位の打率.317を記録し、3番打者としてチームの日本一にも大きく貢献した。続く2014年には糸井嘉男選手と最終盤まで首位打者争いを繰り広げ、打率リーグ2位となる好成績を残した。2017年には一塁手としてベストナインとゴールデングラブ賞を同時受賞し、2019年にはリーグ4位の打率.304と、チーム屈指の巧打者として活躍している。

藤田一也の年度別成績
藤田一也の年度別成績

○藤田一也内野手
 2005年に近畿大学から横浜に入団した藤田は、高い守備力とシュアな打撃を生かして内野のバイプレーヤーとして活躍。楽天移籍後は二塁の定位置を獲得し、移籍2年目の2013年は「2番・二塁」として日本一に大きく貢献。その後もレギュラーとして長く活躍し、ゴールデングラブ賞を3度、ベストナインを2度受賞と、リーグを代表する二塁手の一人として躍動した。近年は徐々に出場機会を減らしているが、巻き返しはなるだろうか。

島内宏明の年度別成績
島内宏明の年度別成績

○島内宏明外野手
 島内は2011年のドラフト6位と下位指名での入団ながら、2年目の2013年に9番打者として上位へのつなぎ役を担って活躍。シーズン終盤に故障離脱を強いられたが、同年のリーグ優勝にも貢献した。その後の2年間は打撃不振に苦しんだが、2016年以降は主力の座に定着。直近3年間は出塁率.360を上回っている選球眼に加え、2019年には史上11人目となる全打順本塁打も達成。マルチな能力を武器に、楽天の中心選手として活躍を続けている。

岡島豪郎の年度別成績
岡島豪郎の年度別成績

○岡島豪郎外野手
 2011年に捕手として楽天に入団した岡島だったが、2013年に打撃を生かすため外野に転向したことが飛躍のきっかけに。同年途中から外野のレギュラーに定着し、1番打者としてチームの日本一に大きく貢献した。翌年は自身初の規定打席に到達し、打率.283、出塁率.353と、チャンスメーカーとして活躍を見せた。その後も主力として出場を続けたが、2018年以降は故障の影響もあり低迷。かつての盟友の復帰を機に、その打棒は蘇るか。

昨季出場機会を伸ばした下妻は、田中とのバッテリー形成の可能性も

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