田中将大、8年ぶりの楽天復帰 再び同僚となる日本一メンバー11人の現在地は?

釜田佳直の年度別成績
釜田佳直の年度別成績

昨季出場機会を伸ばした下妻は、田中将とのバッテリー形成の可能性も

 ここからは、2013年当時は高卒2年目以内と若手だった3選手について紹介していきたい。

 釜田佳直投手は2012年に高卒新人ながら7勝を挙げ、2013年にはさらなる飛躍が期待されたが、8試合の登板で防御率12.51と打ち込まれた。翌年にはトミー・ジョン手術を受け、2018年に自身2度目の手術を経験。相次ぐ故障に苦しめられているが、プロ10年目の2021年こそは完全復活となるだろうか。

森雄大の年度別成績
森雄大の年度別成績

 2012年のドラフト1位で入団した森雄大投手も、相次ぐ故障によって持ち味を発揮しきれていない投手の一人だ。2019年には血行障害解消のための手術を受け、2020年3月にはトミー・ジョン手術も経験。現在は支配下を外れて育成契約へと移行しているが、相次ぐ逆境を乗り越え、大輪の花を咲かせてほしいところだ。

下妻貴寛の年度別成績
下妻貴寛の年度別成績

 森と同じく2012年にプロ入りした下妻貴寛捕手も、2019年までは満足な出番を得られなかった。だが、捕手陣の故障者が相次いだ2020年の後半戦に出場機会を得ると、守備面で奮闘して1軍定着への足がかりを作った。さらなる飛躍が期待される2021年は、入団時のエースであり、かつて仰ぎ見る存在だった田中将とのバッテリー形成にも期待がかかる。

かつての絶対的エースの帰還は、優勝メンバーとの“相乗効果”を生み出すか

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