前人未到の4度目トリプルスリーへ 燕と7年契約、山田哲人が快挙に挑む11年目

ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】
ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】

昨季中に国内FA権取得、7年総額約40億円の大型契約でヤクルト残留

 2021年シーズン開幕に向け、各球団ともキャンプを打ち上げ。練習試合を経て、オープン戦が始まった。Full-Count編集部では「期待のイチ押し選手」を各球団1人ずつピックアップ。2年連続最下位のヤクルトからは今季主将に就任した山田哲人内野手を挙げる。

 山田は昨季取得した国内フリーエージェント権を行使せず残留。現状維持の年俸5億円プラス出来高払いで7年総額約40億円の契約を結んだ(金額は推定)。28歳の山田にとっては“生涯ヤクルト”を決めたといってもいい大型契約だ。

 2015、16、18年と、3度もトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成したスーパースター。しかし、昨季は上半身のコンディション不良もあり94試合出場、打率.254、12本塁打、8盗塁にとどまった。

“汚名返上”へ、決意の現れがチームの主将就任。高津臣吾監督に自ら“直訴”したという。これまでリーダー的な立場とは無縁だったが、2年連続最下位に沈むチームを引っ張っていく決意を固めたようだ。

 沖縄・浦添キャンプ期間中の練習試合では2本塁打。2月23日の巨人戦でドラフト1位右腕・平内、同28日の阪神戦では左腕チェン・ウェインから放った。下半身の張りのため別メニュー調整を余儀なくされた日もあったが、開幕に向けてしっかり歩を進めているようだ。

 メジャーリーグでもトリプルスリーはバリー・ボンズの3度(1990、92、96年)が最多。チームの躍進のために、前人未到の4度目快挙達成も視野に入れて11年目のシーズンに臨む。

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ヤクルトのオープン戦日程

3月
3日 巨人戦(15時・東京ドーム)
4日 巨人戦(15時・東京ドーム)
6日 広島戦(13時・マツダ)
7日 広島戦(13時・マツダ)
9日 オリックス戦(18時・京セラD)
10日 オリックス戦(18時・京セラD)
12日 ソフトバンク戦(13時・神宮)
13日 ソフトバンク戦(13時・神宮)
14日 中日戦(13時・神宮)
16日 阪神戦(13時・神宮)
17日 広島戦(18時・神宮)
19日 楽天戦(13時・神宮)
20日 西武戦(13時・メットライフドーム)
21日 西武戦(13時・メットライフドーム)

開幕戦 3月26日 阪神戦(18時・神宮)

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(Full-Count編集部)

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