ダルビッシュは今季の奪三振王の有力候補? 根拠となる“歴代1位”の偉大な数字
日本人では野茂英雄氏が過去に2度獲得
パドレスのダルビッシュ有投手が7日(日本時間8日)のロイヤルズ戦でオープン戦初登板する。昨季、日本人投手初の最多賞を獲得した右腕の新天地デビューに大きな注目が集まる中、MLB公式サイトは今季の奪三振王候補を選出。ダルビッシュも有力候補として挙げられている。
記事では、MLB公式5人の記者が両リーグから1人ずつ予想し選出。昨季のサイ・ヤング賞投手であるシェーン・ビーバー(インディアンス)やトレバー・バウアー(ドジャース)といったビッグネームに並びダルビッシュもその1人として名を連ねた。
ダルビッシュを奪三振王として予想したサラ・ラングス記者は、1000投球回以上を記録している投手の中で、9回あたりの平均奪三振数が歴代1位であることを言及。さらに、昨季の93奪三振のうち、フォーシーム(直球)系を含む6種類の球種で三振を奪える能力も各球種の頻度を分散させ打者のバランスを崩し、勝負を優位に進める事ができると分析している。
カットボールやスライダーなどの4球種でも空振り奪取率は30%を超えており「打者たちよ、グッドラック」と、ほぼ全ての球が一級品であることデータを示し最多奪三振の候補としている。
ダルビッシュはメジャー2年目の2013年に277奪三振でタイトルを獲得。昨年もリーグ4位となる93奪三振を記録するなど、今なお三振を奪える投手として活躍している。2度目の獲得となれば野茂英雄氏(1995年、2001年)に並ぶ、日本人2人目の大記録となる。35歳を迎える今季、さらなる進化を遂げて8年ぶりに“ドクターK”の称号を手にすることが出来るか。日米のファンが注目している。
(Full-Count編集部)