復活かける藤浪は強烈アピール、若手で熾烈な争いも… 阪神の開幕ローテ独自予想
球団新記録となる開幕戦5勝を目指していく
3月26日のシーズン開幕まで1か月を切り、各球団の戦力状況が明らかになりつつある。主力は調整の最終段階に入り、開幕1軍入りを目指す選手はアピールのラストスパートを迎える。チームの開幕ダッシュに向け、重要になってくるのが先発投手の開幕ローテーション。オープン戦での結果次第で状況は変わるが、現時点での各球団の6枚を占ってみたい。今回は16年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神だ。
○開幕ローテ予想(昨季成績)
西勇輝(21試合11勝5敗、防御率2.26)
秋山拓巳(18試合11勝3敗、防御率2.89)
青柳晃洋(21試合7勝9敗、防御率3.36)
チェン・ウェイン(4試合0勝3敗、防御率2.42)
藤浪晋太郎(21試合1勝6敗7ホールド、防御率4.01)
伊藤将司(新人)
開幕投手はまだ決定していないが、昨年に続き西勇が務めることが濃厚か。春季キャンプ終盤にはぜんそくの症状で離脱していたが、既に1軍に合流しており、5日のソフトバンク戦では先発し2回無失点。自身3度目の大役へ仕上がりは順調だ。
昨季11勝を挙げた秋山は、先発した2月23日のDeNA戦で持ち前の制球力でボールを低めに集め、3回無失点。西勇に続き、チームを引っ張っていく存在になる。完全復活を目指す藤浪は、3月5日のソフトバンク戦で4回無失点と好投。ここまでの実戦で4試合計12イニングを投げ1失点と安定しており、開幕ローテ入りが予想される。昨季7勝を挙げた青柳、新加入のチェンもローテ入りが濃厚な状況だ。
残る1枠が混戦状態か。昨季KBOで20勝をあげたラウル・アルカンタラの来日も不透明な状況で、左のエース候補の高橋遥人はキャンプ早々に離脱。ここでは6枠目にドラフト2位ルーキーの伊藤将司の名前を挙げたい。JR東日本から加入した左腕は、2月28日のヤクルト戦で1回を無失点。まだ実戦で長いイニングは投げていないものの、これからのオープン戦の結果次第では開幕ローテをに入ることも十分考えられる。ほかには2020年ドラフト1位の西純矢、中継ぎもこなせるガンケル、齋藤友貴哉や小野泰己らが候補となりそうだ。
(Full-Count編集部)