震災から10年、楽天・石井監督がコメント 「日本一の東北になりましょう」
選手会長の則本昂「魂込めて戦います」
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年を迎え、楽天は石井一久GM兼監督、選手会長を務める則本昂大投手のコメントを発表した。指揮官は復興のシンボルとして初の日本一になった2013年の光景が「忘れられない」とし、監督に就任した理由として「あの光景をもう一度東北の皆さんと分かち合いたいと思ったから」とコメントしている。則本昂は今季、「魂込めて戦います」などと決意を示した。
○石井一久GM兼監督
「東日本大震災から今年で10年が経ちます。当時、私は西武ドームにいたのですが、あの大きな揺れは今も覚えています。それから2年後、楽天イーグルスは復興のシンボルとして球団初の日本一となりました。あの優勝が決まった時の東北の皆さんが喜ぶシーンは今でも忘れられません。東北にゆかりがない私がGMとなり、震災から10年という節目の年に楽天イーグルスの指揮を執らせていただくことになったのは『あの光景をもう一度東北の皆さんと分かち合いたい』と思ったからです。これは東北の皆さんと私の縁だと思っています。2021シーズンの目標は優勝です。そのためにも、私たち楽天イーグルス、そして東北の皆さんが一つとなり、ともに戦い、『日本一の東北』」になりましょう。がんばろう東北」
○則本昂大選手会長
「東日本大震災から10年が経ちました。10年前の今日、テレビで見た光景は今でも忘れられません。復興、風化をさせないことは簡単なことではありません。ですが、これから10年が経った時、少しでも復興が進み、震災を風化させないようにするために、東北のチームとして、何かを感じていただけるプレーができればと思っています。10年後に振り返った時、震災から10年の節目の年が東北の皆さんの心に刻まれるシーズンにできるよう、魂込めて戦います」
(Full-Count編集部)