「えぐすぎ」「誰も打てない」 ドラ1指名確実の右腕が投じたスライダーに米驚愕
速球は156キロでスライダーは133キロ…驚異の大学生右腕
今年のドラフトで1巡目指名が確実視されているバンダービルト大のクマー・ロッカー投手が注目を集めている。途中までほぼ同じ軌道で来る150キロ台後半の速球と切れ味鋭いスライダーの組み合わせで三振を量産する姿に「こんなのどうやって打つんだ」「誰も打てない」と驚愕の声が相次いでいる。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーからも多数フォローされている投球分析家ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに動画を投稿。ロッカーの投じた97マイル(約156.1キロ)の速球と83マイル(約133.6キロ)のスライダーを重ね合わたもので、途中まではほぼ同じ軌道を通っていることがよく分かる。
しかし、そこから速球は高めに、一方のスライダーはワンバウンドするほど変化。似た軌道からのあまりの落差に「こんなのどうやって打つんだ」「誰も打てない」「すぐにでもメジャーデビューできる」「野球が簡単だと思っている人にはこれを見せろ」「不公平だ」「エグすぎる」などと驚きのコメントが相次いだ。
21歳のロッカーは最速99マイル(約159.3キロ)の速球とスライダーを武器に、2019年には19個の三振を奪ってノーヒットノーランを達成。大リーグ公式サイトが発表したドラフト注目選手ランキングでは堂々の1位に選ばれるなど、今年7月のドラフトで1巡目指名が確実視されている。ヤクルトの村上宗隆内野手やロッテの安田尚憲内野手と同世代のロッカー。メジャーでの活躍を期待したいところだ。