鷹・小久保ヘッドの加入で戦力“底上げ” 上林、真砂らの活躍を元鷹コーチが分析
鷹を脅かすのは楽天「石井監督は協調性がある」
ソフトバンクの外野陣は柳田、グラシアルという大きな存在がいる。さらに昨年日本シリーズでMVPを受賞するなどブレークした栗原、他にもベテランの長谷川、2年目の佐藤直、柳町、2019年に86試合に出場した釜元らがひしめき合う。次から次へと有力選手が出てくる状況を、飯田氏は“伝統”と表現する。
「みんな、放っておいても練習をやるんです。小久保ヘッド、城島氏(会長付き特別アドバイザー)、(ロッテ)井口監督らOBがいい例を作ってくれたと思います。それを松田、長谷川、柳田、中村らがつないで、すごくいい流れができている。個々の能力が高いのに“自分が自分が”という人がいないんですね」
そんなソフトバンクに対抗できるのはどこか。飯田氏は楽天を挙げる。8年ぶりに復帰した田中将大投手は「絶対にやるでしょう」と活躍に太鼓判。レジェンド右腕加入によりチーム内に相乗効果が生まれていることも指摘する。
野手陣も辰己、小郷、小深田ら若手が順調に成長し、不足していた右打ちの野手として日本ハムから横尾をトレードで獲得した。ポイントは「捕手」としたが、田中将、涌井、岸、則本昂という経験値の高い先発陣が「捕手を育てていくのではないか」と見ている。
今季就任した石井一久GM兼監督については「協調性があり、自分で突っ走ってしまうタイプではない」と指摘。今季のパは「2強の形になるのではないか」と占った。
(Full-Count編集部)