大谷翔平、二刀流は「最後のチャンス」 投手ダメなら「DHに進む」とMLB公式
大谷に対して球団が「どれだけ我慢強くいられるか?」と指摘
二刀流復活を目指すエンゼルス・大谷翔平投手は4年目のメジャーキャンプを順調に過ごしている。オープン戦では投げては160キロ超え、打っても140メートル超の本塁打を放つなど投打に充実した姿を見せている。そんな中、MLB公式サイトは「投手・大谷」について今季が「最後のチャンス」と伝えている。
MLB公式は「2021年シーズンでア・リーグ西地区における20の大きな疑問」として各球団の「差し迫った」疑問を4つずつ紹介。エンゼルスについてはその1つに「大谷に対してどれだけ我慢強くいられるか?」を挙げている。
記事は「彼が何かをするときは、何の最中であろうと誰もが手を止める。ショウヘイ・オオタニはそういう選手の1人であり続けており、その状態から既に数年が経っている」と説明。そして「エンゼルスは当然のことながら彼に投げてもらいたいと思っている。今春、マウンド上で良い状態にあるようだ。しかし、投打で成功するための方法を見出すためにのんびり待ち続ける程、投手陣が充実しているチームではない」とも指摘する。
さらに「誰もが(大谷に)打ってもらいたいし、投げてもらいたいと思っている。しかし、これが最後のチャンスであるべきだろう? もし今年うまくできなければ即刻、DHの道に進んでいく。それはさほど興味深いことではない……。しかしそれは先々を考えてのことかもしれない」と見解を示している。
メジャー1年目は10試合に登板して4勝(2敗)を挙げるもシーズン途中に右肘を痛めて離脱。同年にトミー・ジョン手術を受け、復活を期した昨季は2試合登板にとどまった。投手としては今年が“ラストチャンス”と指摘される中、どんな投球を見せられるだろうか。
(Full-Count編集部)