ダルビッシュが明かした新球“スプリーム”誕生秘話「コロナで開幕延期して…」
「ピッチングニンジャ」との対談で変化球の握り方を詳細に説明
実に11もの球種を操るパドレスのダルビッシュ有投手。それぞれが超一級品の変化球を生み出している極意とは……。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で投球分析を行い、メジャーリーガーからもフォローされるロブ・フリードマン氏が自身のYouTubeチャンネルで対談動画を公開。ボールの握り方や新球の誕生秘話まで詳細に語っている。
ダルビッシュは動画内で全11種類の球種の握りや投げ方などを披露。右打者の内角に曲がり落ちる「スプリーム」の話題にもなった。握り方を見せ、導入した理由については「コロナで開幕延期して暇だったから」と語り、笑いを誘った。その他にもカーブ、スライダーなどに関する投球研究家のマニアックな質問に真摯に答える充実の内容。昨季サイ・ヤング賞争いで2位に入った右腕の躍進は、緻密な頭脳と卓越した技術に裏付けられていることが伝わってくる。
オープン戦2度目の登板となった14日(日本時間15日)のレッズ戦では3回3奪三振無四球、無安打無失点と好投。7つの球種を投げ、「ボールは多かったですけど、試したいこと。スプリットとかチェンジアップとか良かったので、割と満足しています」と振り返り、「出来上がっている感じはしますけどね。変化球もそうですし。全体的にはいいと思います」と語った。今季もキレキレの投球が期待できそうだ。