あまりの落差に打者もお手上げ? 198センチ右腕の急降下カーブが「エグい」
最速97マイル(約156キロ)の直球と長身から投げ下ろすカーブが武器の大学生右腕
米大学野球・インディアナ大のマケイド・ブラウン投手は米投球分析家を唸らせた。13日(日本時間14日)のペンシルベニア州立大戦で7回無安打無失点と好投。16三振を奪う快刀乱麻の投球で今季2勝目を挙げた。決め球となった198センチの長身から投げ降ろすカーブに「ピッチング・ニンジャ」として知られるロブ・フリードマン氏も舌を巻いた。
フリードマン氏が自身のツイッターで取り上げたのは7回2死走者なし、2ストライクからの投球だった。打者の顔の高さ付近から急降下。地面スレスレの所で捕手の構えるミットに収まった。コースも高さも完全にボール球だが、急激に変化するボールに打者のバットは空を切った。これが16個目の三振となったようだ。
見事なまでの落差にフリードマン氏は「気持ち悪い」と脱帽。映像を見たファンも「エグイ」「ワオ」「(ホワイトソックス救援投手の)リアム・ヘンドリックスみたいだ」とブラウンのカーブの切れ味に驚きを隠せなかった。
大リーグ公式サイトのドラフト有望株ランキングでは88位にランク。最速97マイル(約156キロ)の直球とカーブを主な武器にしている。2000年5月15日イリノイ州生まれで、日本球界では中日・根尾昂、ロッテ・藤原恭大らと同世代に当たる。課題とされる制球力を改善できれば、米ドラフトでの上位指名も夢ではないはずだ。