日本シリーズMVPもスタメン落ちの危機? 栗原か上林か、悩ましい鷹の右翼手争い
工藤監督「最後はどっちになるのかというのはあります」
上林はここまでオープン戦打率.294と主力選手の中ではチームトップの打率を残し、2本塁打もチーム1位タイ。かたや、栗原はここまで打率.206と振るわないものの、昨季チーム2位の73打点を叩き出した実績がある。首脳陣としても、2人を共に起用したいだろうが、ポジションには限りがあるというのが現実のところだ。
工藤公康監督はこの日の試合後に「最後はどっちになるのかというのはあります。今年は(小久保)ヘッドに任せているところもある。話はしますけど、ヘッドがこれでという思いがあるなら、そういうところも打順の中で悩んで決めてもらえれば」と語る。野手の構成は基本、小久保裕紀ヘッドコーチに一任している。はたして導き出される結論はどうなるか。
「全試合出るつもりでやってますし、ただ、他のことは気にしていなくて、毎日の試合の中でどれだけベストを出すかということだけを考えています。他のことを考えると雑念が入ってしまっていい結果に結びつかないので、集中して試合に臨むだけだと思います」と上林は言う。3月26日のロッテとの開幕戦。開幕スタメンとして右翼に入るのは、上林か、栗原か。