大谷翔平の164キロを「よくファウルにしたな」 しびれた“370億円男”への1球
3回1死一、二塁のピンチでタティスJr.に投じた3球目に101.9マイル
■パドレス 4-1 エンゼルス(オープン戦・日本時間22日・ピオリア)
エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦で「1番・投手」で先発出場した。“リアル二刀流”で、バットでは9試合連続安打と2試合ぶり5度目のマルチを記録。投げては4回を5奪三振2四球、2安打1失点で、渡米後最速の101.9マイル(約164.0キロ)を計測。14年総額3億4000万ドル(約370億円)の超大型契約を結んだフェルナンド・タティスJr.内野手への1球に、「スライドステップからだなんて馬鹿げている」「タティスもよくファウルにしたな」などと驚きの声が上がっている。
その1球が飛び出したのは、3回1死一、二塁のピンチ。タティスJr.への3球目に投じられた球は真ん中付近だったが、ファウルに。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で支持される野球研究家ロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニ、101マイル(約162.5キロ)のファストボール」と紹介したが、のちに球団は101.9マイルと発表した。
窮地の中で生まれた衝撃の1球に、ファンも続々と反応。「全てのスポーツにおける最高級のアスリートだ。1番を打って先発登板するなんて! 信じられない。レギュラーシーズンが楽しみだよ」「投手をやめて打者に専念すべきって言ってた人いたけどどうよ?」「彼は人間なの? モンスターなの?」「オオタニがどれだけ才能に溢れているのか私たちに理解しきれるのだろうか」「この2人の対決は1日中見ていられる」などとコメントが寄せられてきた。