リアル二刀流・大谷翔平は「ダイナミック、素晴らしかった」 指揮官が一夜明け称賛
29日からドジャース3連戦中にオープン戦最終調整
■エンゼルス – カブス(オープン戦・日本時間23日・テンピ)
エンゼルス・大谷翔平投手の次回登板について、ジョー・マドン監督は22日(日本時間23日)、28日(同29日)からのドジャースとのオープン戦3連戦中になると明かした。オープン戦最後の調整登板となり、中6日以上を空けた登板となる。
大谷は前日21日(同22日)のパドレス戦で「1番・投手」で先発出場。初回の第1打席で中前打を放ち、9試合連続安打をマーク。5回の第3打席で左中間フェンス直撃打を放ち、2試合ぶり5度目のマルチ安打を記録した。投球では4回5奪三振2四球、2安打1失点で降板。米メディアによると、直球は渡米後最速となる101.9マイル(約164キロ)をマークした。
一夜明け、マドン監督はリアル二刀流・大谷を再評価した。
「投打両面で非常にダイナミックだった。彼自身、非常にポジティブに感じただろうし、勇気づけられたと思う。打撃、走塁、そして投球は非常に良かった。昨日のプレーを見て、素晴らしかったと私は感じた。それに、彼が降板したときに疲れていなかったのは明白だった。彼とイッペイ(水原通訳)とこの後話をして、今日どういう状態か聞いてみたいと思う」
大谷の投打同時出場は指名打者制のないナ・リーグ本拠地の交流戦で実現する可能性は高い。シーズン開幕前に上々の試運転となったようだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)