女子ソフト、東京五輪代表15人発表 投手は上野由岐子ら3人「勝つために表現したい」

ビックカメラ高崎・上野由岐子【写真:上野明洸】
ビックカメラ高崎・上野由岐子【写真:上野明洸】

金メダルの北京五輪を経験したのは上野、主将の山田ら3選手

 日本ソフトボール協会は23日、今夏の東京五輪に出場する女子日本代表選手15人を発表した。投手は2008年北京五輪で金メダルに導いた上野由岐子(ビックカメラ高崎)、藤田倭(ビックカメラ高崎)ら3人。これまでの五輪では投手4人体制を敷いていたが、今回は“2本柱”を前面に押し出して金メダルを目指す。

 6チームが参加して、7日間で6試合を行う今回の東京五輪。宇津木麗華監督は投手3人制にした理由を次のように明かした。「参加チームが少ないこともありますが、上野と藤田は1試合を投げ切れる投手。色々な投手を起用するより、(2人には)エースとして戦略に応えてほしいという思いがあった」。完投能力のある2人を大きな軸として起用していく考えだ。

 ソフトボール競技は、金メダルを獲得した2008年以来、13年ぶりの五輪。この舞台を経験したのは上野、峰幸代捕手(トヨタ自動車)、主将の山田恵里外野手(デンソー)の3人だ。「投手は経験がないと難しい。上野と峰はバッテリーを引っ張っていってほしい」と指揮官は話す。

 2004年アテネ、08年北京大会に続いて3度目の五輪に臨む大黒柱の上野は「みなさんの期待に応えられるように頑張りたい。個人的な理想はありません。チームが勝つためにどんなボールを投げるのか、どんなプレーをするかを表現したい」と意気込みを表した。

 五輪ソフトボール競技は7月21日から27日まで福島県営あづま球場と横浜スタジアムで行われる。日本、オーストラリア、メキシコ、イタリア、カナダ、米国の6チームが総当たりで1次リーグを行い、上位2チームが7月27日の決勝戦で対戦する。

【日本代表メンバー】
〇監督
宇津木麗華

〇投手
上野由岐子(ビックカメラ高崎)
後藤希友(トヨタ自動車)
藤田倭(ビックカメラ高崎)

〇捕手
我妻悠香(ビックカメラ高崎)
清原奈侑(日立)
峰幸代(トヨタ自動車)

〇内野手
渥美万奈(トヨタ自動車)、
市口侑果(ビックカメラ高崎)
川畑瞳(デンソー)
内藤実穂(ビックカメラ高崎)
山本優(ビックカメラ高崎)

〇外野手
原田のどか(太陽誘電)
森さやか(ビックカメラ高崎)
山崎早紀(トヨタ自動車)
山田恵里(デンソー)

【日本代表五輪日程】

〇7月21日 オーストラリア(あづま球場)
〇7月22日 メキシコ(同)
〇7月24日 イタリア(横浜スタジアム)
〇7月25日 カナダ(同)
〇7月26日 米国(同)
〇7月27日 決勝、3位決定戦(同)

(Full-Count編集部)

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