「楽天が独走する可能性」「オリに上がり目」 名手・飯田哲也氏がパ順位予想
オリックスに上がり目…先発3本柱に加え「モヤ、ジョーンズの状態がいい」
昨季2位のロッテについては「野球が上手いというか、少ないチャンスを点に結び付け、投手力で守り切るパターンが確立されている」と評価。Aクラス入りを予想する。一方、2年連続最下位で6年連続Bクラスのオリックスにも、今季は上がり目がある。先発陣は山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹の強力な3枚に加え、19歳左腕・宮城大弥が成長。昨季リーグワーストの442得点に終わった打線も「今季は吉田正尚だけではない。(アダム・)ジョーンズ、(スティーブン・)モヤの状態が非常にいい」と援護を見込める。
2018、19年のリーグ覇者で、昨季も3位に入った西武には「今のところ戦力的に上がり目が見えない」と指摘。森友哉、山川穂高、栗山巧のクリーンアップが控える打線では「金子(侑司)ら1、2番を打つバッターがどれだけチャンスメークできるか」。セットアッパーの平良海馬と抑えの増田達至が安定している投手陣では「6、7回を任される中継ぎ」が鍵を握ると見ている。
昨季53勝62敗5分で5位の日本ハム。今季はエース・有原航平がメジャーへ流出し「穴を埋め、さらに上位をうかがうのは容易ではない」と予想した。
8年連続で日本シリーズを制しているパ・リーグ。今季は例年にも増して高いレベルの熱い戦いが期待できそうだ。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)