「オレが一番になるんだ」DeNA森敬斗が抱く“同期”佐々木朗&奥川への対抗心
期待の星・森敬斗にインタビュー、高卒2年目も「そんなにゆったりしている暇はないと思うんです」
DeNAの森敬斗内野手は、今季中の1軍定着へ連日ファームで鍛錬を積んでいる。イースタン開幕となった20日のロッテ戦(横須賀)では、「1番・遊撃」で先発出場して4打数2安打1打点。将来の看板選手として期待される19歳は、いま何を思い鍛錬を積んでいるのか。オンラインインタビューで今季への思いや自身の課題、さらには仁志敏久2軍監督から学んだことや、同世代のロッテ・佐々木朗希、ヤクルト・奥川恭伸両投手への思いを明かすなども大いに語った。【小谷真弥】
◇ ◇ ◇
のんびりなんかしていられない。森は自らへ言い聞かせるように、今季の早期の1軍昇格、熱い思いを打ち明けた。
「すぐにレギュラーを取れるとは思ってないし、自分でもまだまだ技術も足りないと思っています。でも、そんなにゆったりしている暇はないと思うんです。まずは1軍に定着して、レギュラーを取れるように頑張りたいです」
「もちろん早く活躍したいと思っています。やっぱり、ゆっくりしていられないです。土台を作って、ちゃんと試合で使ってもらえるようにアピールしたいなと思います」
昨季終盤の10月27日に1軍初昇格。同日の巨人戦(横浜)で剛腕ビエイラから左越え二塁打を放ち、初打席初安打の鮮烈デビューを飾った。1日でも早く1軍へ上がるには、自らが取り組むべき課題も分かっている。
「速いストレートに合わせて振っていくことをずっと意識してやっています。真っすぐを打てなくちゃ始まらないなと感じたので。当てにいく打撃は、どうしても小さい打者になってしまう。コーチ(大村巌、下園辰哉の両2軍打撃コーチ)と話し合いながら、真っすぐに強い選手になろうと。155キロ以上のボール、強い球をイメージしながら常にやっています」
「ソフトバンクをはじめパ・リーグの投手は真っすぐが強い印象があるので。そういうところを意識して、毎日練習していかないと。ファームで打てなかったら上でも打てない。そこ(1軍レベル)は常に考えながら練習しています」
マシン打撃では通常の打席の数メートル前へ立つ。「タイミングを早く取ることもありますし、無駄な動きをしないこと。速い球に対応するには、すごく大事になってくると思います。(試合では)自分のタイミングで振る。強い自分のスイングが出来るようにというのを意識しています」と明かした。