ソフトバンク最大の不安要素は? OB摂津正氏がリーグ連覇&5年連続日本一を占う

周東が1番に固定できれば「他の打者は余計なことを考えなくて良くなる」

 ソフトバンクといえば、球界最高の打者である柳田悠岐を筆頭に、キューバ人助っ人のジュリスベル・グラシアル、アルフレド・デスパイネ、なんでもできてしぶとい好打者の中村晃、チャンスに強い栗原陵矢や一発長打のある松田宣浩などが中軸に揃う。特に柳田の前を打つであろう1番、2番がいかに出塁を増やし、チャンスを作れるかが得点力アップの鍵を握る。その中で摂津氏は、昨季、盗塁王にも輝いた周東に期待している。

「1番打者が固定できて機能すれば、他の打者は余計なことを考えなくて良くなる。周東が3回に1回くらい出塁してくれたら、後ろの打者は『打てばいい』となる。足があってすぐに得点圏に走ってくれ、そうなれば後ろの打者は長打が要らなくなる。ワンヒットで帰ってこれるので。そういう部分で選択肢が広がると思う」

 周東が4割とは言わないまでも3割5分くらいの出塁率をリードオフマンとして残せれば、打線としての破壊力は桁違いになると摂津氏は分析する。確かに、昨季、ソフトバンクは中盤以降、周東を1番に固定。周東が結果を残している間、勝ちまくり、工藤公康監督が就任してから最長となる12連勝を飾っている。

摂津氏が挙げる唯一の不安要素は「柳田が長期離脱しないこと」

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