ソフトバンク最大の不安要素は? OB摂津正氏がリーグ連覇&5年連続日本一を占う

摂津氏が挙げる唯一の不安要素は「柳田が長期離脱しないこと」

 投手陣はOBの摂津氏でさえも驚くほどに充実しているという。「正直、誰が抜けてもある程度は回せると思います。ホークスの投手陣はやっぱりレベルが高い。中継ぎで泉(圭輔)とか津森(宥紀)も良いですよ。左だってモイネロがいないといっても、嘉弥真(新也)がいて、川原(弘之)も田浦(文丸)もいる。他のチームだったら勝ちパターンになっていてもいい投手が敗戦処理だったり、ロングリリーフをやっているんですから。質が高い選手が揃っています。出てくる投手がほとんどみんな150キロを超えてくる。それはすごいことですよ。あれだけの質と量が揃っているチームは他にありません」と目を細める。

 では、磐石に見えるソフトバンクに不安要素はないのか。摂津氏が唯一、挙げたのが「柳田が長期離脱しないこと。そこは絶対です」。主砲の柳田がシーズンを通してプレーをし続けること。これこそが最もホークスにとって重要なのだという。仮に故障で長期離脱となれば、連覇も危うくなる。

 戦力は十分に揃い、毎年のように優勝争いを演じているだけに選手たちは戦い方、勝ち方も熟知している。摂津氏は「首脳陣もドンと構えていれば良いと思います。打順とかもある程度は固定して、少し動かすくらいで良いのではないでしょうか。そうすれば、十分に連覇できると思います」という。2年連続のリーグ優勝、5年連続日本一を狙うソフトバンク。今年も死角はあまり見当たらなさそうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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