走者は真顔で塩対応… バレバレの“隠し球”でアウト狙う野手に「これは笑っちゃう」
「ミスター・スマイル」の愛称で親しまれるリンドーア
■メッツ 5-3 マーリンズ(オープン戦・日本時間24日・ポートセントルーシー)
メジャーを代表する遊撃手が、遊び心あるプレーでファンを笑顔にした。執拗に“隠し球”を狙いながらも、走者は全く意に介さず“真顔”の塩対応をするやり取りが注目を集めている。MLB公式サイトの動画コーナー「カット4」がこの様子をツイッター上で公開すると「ゲームが楽しくなる。もっとやってくれ」「陽気だなぁ」「やりすぎ(笑)」「しつこい(笑)」「これは笑っちゃうね」とファンも喜びの声を寄せた。
全米が笑ったプレーは、23日(日本時間24日)のメッツ-マーリンズ戦の6回に起こった。投手からの牽制球を受けたメッツの遊撃手フランシスコ・リンドーアは素早く二塁走者のエディ・アルバレスにタッチ。悠々とセーフだったが、リンドーアは投手に返球する振りをすると、そのままボールをグラブに忍ばせアルバレスの足がベースから離れる瞬間を待った。しかし、アルバレスはお見通しで微動だにせず。リンドーアに対し「やめろよ」といった仕草も見せた。
それでも懲りないリンドーアは、投手に返球してからも繰り返しタッチを試みて実況やファンの笑いを誘った。コミカルなやり取りなのに、2人は終始真顔。そのギャップがまたおかしさを醸し出している。日本のファンにとっては、巨人の元木大介ヘッドコーチらの印象が強い“隠し球”。海の向こうでも、話題のタネになっていた。
超大物としてオフに大型トレードでメッツに移籍したリンドーア。この日も本塁打を含む3安打と好調を維持している。「ミスター・スマイル」の愛称でも親しまれる陽気な名手は今季もファンを大いに楽しませてくれるだろう。