硬式・軟式の壁を越えて ポニーが目指す理念の浸透と“世界的な人材”の育成

「子どもに大切なことは何なのか」を念頭に続けるポニーの挑戦

 1982年に設立された少年軟式野球国際交流協会は、元広島監督の古葉竹識氏が理事長を務める団体で、少年野球の普及と海外との交流を目的とする公益社団法人だ。主催する国内大会で優秀な成績を収めたチームと選手は、日本代表として海外遠征に派遣され、遠征先では試合を行うほか、ホームステイ体験も実施している。

 海外遠征の対象となるのは、15歳以下、12歳以下のカテゴリーに加え、小学生低学年(4年生以下)および12歳以下女子というカテゴリーも用意。幅広い層の子どもたちにチャンスを与えている。

 ポニーでは、これまで少年軟式野球国際交流協会が行っていた事業を継承して、軟式野球に励む小学生をサポート。さらに、中学進学に合わせて硬式へ移行したい子どもたちをアシストし、社会へ巣立つ日まで野球を愛する心と世界で活躍する人材育成のサポートに努める。

 野球だけ上手ければいい、という時代は終わった。子どもたちが野球でさらなる才能を開花させるため、そしてひとりの人間として深みある成長を遂げるために、大人は社会のニーズを敏感に察知し、時代に即したコーチングを提供しながら、サポート体制を整えていかなければならない。子どもに大切なことは何なのか。子どもが野球を好きでい続けるために何ができるのか。基本となる視点はぶらさずに、ポニーの挑戦は続く。

(Full-Count編集部)

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