しのぎを削って同じ舞台へ… 高校のチームメート3人が同時に開幕投手に抜擢
フリード、ジオリト、フラハティは高校のチームメートで代理人も同じ
ブレーブスは25日(日本時間26日)、マックス・フリード投手を開幕投手に指名した。これにより、すでに開幕投手に内定しているホワイトソックスのルーカス・ジオリト投手とカージナルスのジャック・フラハーティ投手とともに、同じ高校のかつてのチームメート3人が同時に開幕投手を務めるという珍しい事象が発生することとなった。
3人はロサンゼルスにあるハーバード・ウエストレイク高校出身。フリードとジオリトは94年生まれの同学年だが、フラハティは95年生まれで1人だけ学年が違う。3人はチームメートとしてしのぎを削り、全員がドラフト1巡目でメジャー入りを果たした。
フリードは昨季怪我で離脱した時期があったものの7勝負けなし、防御率2.25を記録し、サイ・ヤング賞投票で5位につけた。ジオリトは19年に14勝を挙げると昨季はノーヒットノーランも達成。フラハティは昨季は振るわなかったものの19年は防御率2.75を記録し、サイ・ヤング賞投票で4位につけるなどエースとしての活躍が期待されている。
同校の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「あらゆるスポーツにおいて極めて例外的なこと」として特集を組み、3人を指導したマット・ラクールコーチの談話を紹介。「彼らが見せてきた回復力を誇りに思う。今年の開幕戦は間違いなくとても特別なものになるだろうね」と感慨深げに語った。
ちなみに米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、この3人は代理人も同じだという。4月1日(同2日)に彼らがどんなピッチングを披露するか、今から楽しみだ。
(Full-Count編集部)