曲芸のような「フルスイングバント」… 絶妙すぎる走り打ちに投手びっくり
NPB、メジャーリーグでもお目にかかれない妙技
ソフトボールの左打者が時折見せるスラップ打法。いわゆる“走り打ち”で、一塁に少しでも早く到達するために用いる戦法とされている。そしてこのスラップ打法にバントの要素を組み合わせた曲芸打ちを米大学女子ソフトボール・ルイジアナ州立大の選手が披露し、解説者を唸らせている。
二塁手のダニエカ・コフィは27日(日本時間28日)のフロリダ大との一戦で先発出場すると、3回2死から迎えた打席で絶妙な小技を見せた。相手先発クロニスターが投球動作に入ると、コフィは瞬時にバントの構えを見せ、すぐにトップの位置に戻してスラップ打法でボールを捉えた。
打球はバントしたかのように投手前に転がり、クロニスターが慌てて前進するもコフィは楽々と一塁へ。絶妙な位置にコントロールされた打球にクロニスターも苦笑いを浮かべた。
この場面をルイジアナ州立大公式ツイッターが動画で公開。試合を中継した米TV局「SECネットワーク」の解説者はコフィの一打を「フルスイングバント」として、「守備側としたら最も難しいプレーの一つになる時がある」と表現した。NPBではソフトバンクの柳田悠岐外野手による“変態打ち”が度々話題を呼んでいるが、この「フルスイングバント」も必見と呼べるだろう。