MLB史上“最大の失敗ドラ1”、無期限休養から3年ぶり復帰へ 初のメジャー昇格目指す

2018年から無期限休養していたマーク・アぺル【写真:Getty Images】
2018年から無期限休養していたマーク・アぺル【写真:Getty Images】

マーク・アペルは2013年ドラフト全体1位指名も18年から休養

 2013年のドラフトで全体1位指名されるも、その後一度もメジャー契約を掴めずに1度は休養。しかし、再起を目指してフィリーズのマイナーキャンプに参加することになった投手が話題を呼んでいる。

 29歳のマーク・アぺル投手は2013年ドラフトでアストロズに全体1位指名されて入団。15年オフにフィリーズへ移籍したが、メジャー昇格を一度も果たすことなく、17年シーズン終了後に事実上の戦力外であるDFAとなった。他の29球団から獲得の申し入れはなく、そして翌18年2月1日に無期限の休養を発表した。

 ただ、その後もフィリーズはアぺルの所有権を保持。3年のブランクを経て右腕は再起を目指す決意をしたと、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は伝えている。

「ジ・アスレチック」によると、全体1位指名を受けた選手がメジャー契約できずに現役引退したのは1966年のスティーブン・チルコット(メッツ)、1991年のブライアン・テイラー(ヤンキース)の2人。アペルはドラフト1位の“重圧”がどんどん増していったことを認めているという。

 全体1位といえば、2002年にパイレーツに指名されたブライアン・バリントン投手はメジャーでのキャリアを経た後にNPBへ。広島(2011~14年)、オリックス(2015年)で計5年間プレーして通算45勝を挙げた。2018年2月に米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」の取材を受けたアペルは、自身が「恐らくMLB史で一番の失敗作」と振り返っていることもあり、今回再起をかけた挑戦はどんな結末を迎えるのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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