中京大中京・畔柳「右腕に力が入らなくて」 リリーフも無念の降板
4回途中からリリーフで登板するも、6回に代打を送られる
中京大中京(愛知)のエース・畔柳亨丞投手をアクシデントが襲った。31日、選抜高校野球大会の準決勝・明豊戦(大分)に4回2死一塁からリリーフ登板。2回1/3を無安打無失点5奪三振に抑える好投を見せたが、6回に代打を送られて降板。試合後に畔柳自身は「思ったよりも疲労が抜けていなくて、肘が重く力が入らなかった」と状態を説明した。
ベンチスタートのエース右腕の出番は5点ビハインドの4回だった。2死一塁の場面でマウンドに上がると後続を打ち取り打者7人を無安打5奪三振の力投を見せた。チームは5回に1点、6回には2点を返すなど反撃ムードが漂ったが6回2死二塁の場面で代打を送られ降板となった。
この際に理学療法士が三塁ベンチ内に入っていく光景が。明豊に3-5で敗れた試合後、畔柳は「途中降板してしまい、申し訳ない気持ちです。3者連続三振を奪った時にいけるかなと思いましたが、ベンチに戻った時に右腕に力が入らなくて『やばいな』と思いました」と明かした。
大会本部の説明によると、6回を投げ終えたところで治療のために理学療法士がチェック。畔柳が「腕に力が入らない」と訴えていることを責任教師から高橋源一郎監督が伝え聞き、交代を決断したという。
高橋監督は「投げられない状況になったので。怪我ではないがコンディション的に不良ということで。肩、肘ではないと聞いています。理学療法士の方から『ちょっと』と。体に力が入らないということしか聞いていない。体が重かったと思います」と説明した。
(Full-Count編集部)