「こんなに嬉しいことはない」 東海大相模・門馬監督が父の姿に戻った“親子鷹V”
自宅は学校敷地内、一家で東海大相模野球部を支える
2017年に在籍した長男・大さん(現東海大主将)、マネジャーとしてチームを支えた長女・花さん、そして妻・七美枝さんは学校敷地内にある自宅で選手たちを支えるなど“門馬一家”は相模野球部に全てを注いできた。
「学校内にある自宅がなくなり、次なるところに行くときに嫁の『コロナ禍で選手を置いていくことはできない。一緒になってそういう状況を乗り切って行こう』との言葉で、嫁と娘は私と一緒に寮に住んでくれている、サポートしてくれることが、これも繋がりだと思う。多くの人の力によって勝ち得た優勝。うちの嫁も優勝に関わった大きな1人、娘もと感じています」と、支えてくれた家族に感謝した。
昨秋は東海大甲府にサヨナラ負けで関東大会ベスト8。その時の悔しさをバネに今大会は初戦で同じ相手にリベンジを果たし最後はサヨナラ勝ちで頂点に立った。
「サヨナラで負けたチームがサヨナラで勝つという。それを見て頂ければチームの変化はそこにありだと思います」
今後は激戦区・神奈川で多くのライバルたちから追いかけられる立場になる。エース石田の快投、経験のなかった控え投手が活躍するなど層の厚さを見せつけた東海大相模。夏は更なる成長を遂げ聖地に帰ってくるはずだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)