前田健太「気持ちが空回ったかな」 初の開幕投手も5回途中2失点、初勝利お預け
メジャー6年目で初の大役は4回1/3で5奪三振3四死球6安打2失点
■ブルワーズ 6ー5 ツインズ(日本時間2日・ミルウォーキー)
ツインズの前田健太投手は1日(日本時間2日)、メジャー6年目で初の開幕投手を務めた。敵地・ブルワーズ戦で5回途中6安打2失点(自責1)で降板し、今季初勝利はならなかった。防御率2.08。チームは延長10回にサヨナラ負けを喫した。前田は「すごく素晴らしい経験が出来ました。ただ、いい投球できなかったのは悔しい。この経験を生かして、次の機会で必ずいい投球ができるように」と悔しさをにじませた。
初回は3者凡退と順調な立ち上がり。しかし、2回以降は苦しんだ。2回は無死一、二塁のピンチをしのいだものの、2点先取した3回はイエリッチの死球から投球を崩した。「投球フォームの感覚がおかしくなった。左打者へスライダーが決まらなかった。相手より自分の投球が悪かった」。同2死満塁からショーに押し出し四球を献上した。
4回は2死から一、二塁としたものの、ヒウラを空振り三振に。5回、先頭・イエリッチの右前打、遊撃・シモンズのエラーなどで1死一、二塁のピンチを招いたところで降板となった。4回1/3で88球(ストライク57球)、5奪三振3四死球、6安打2失点(自責1)だった。「調子自体は悪くなかった。体は少し軽かった。気持ちが空回ったかなという感じはあります」と振り返った。
前田は広島時代に開幕投手を5回務めた経験があるが、メジャーでは初体験。「開幕戦独特の緊張感はありました。ピンチの時は向こうの応援を感じました。久しぶりにお客さんの入った試合。お客さんの大事さを改めて感じました」。今季へ向けては「初めて開幕投手に投げたのは収穫。悪いながらも粘れたのも収穫です。長い戦いになる。1試合1試合チームに貢献できるようにしたい」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)