大谷翔平、5日の初登板前日も打者出場の可能性 指揮官「彼がどうしたいか」
開幕2戦目まで打者出場、今季初登板前日の開幕3戦目は話し合いで決定へ
■エンゼルス ー Wソックス(日本時間2日・アナハイム)
エンゼルスのジョー・マドン監督は1日(日本時間2日)、本拠地で行われるホワイトソックス戦前に報道陣の取材に対応。大谷翔平投手を登板前日に打者として起用する可能性を示唆した。
大谷は開幕4戦目、4日(同5日)の本拠地・ホワイトソックス戦で今季初登板初先発する予定となっている。マドン監督は開幕2戦目まで指名打者として起用する方針を明言。3戦目の出場については大谷と話し合いを持って決める考えを明かした。
「まだショウヘイと最終的な話をしていない。その話について聞きたかったが、答えをまだもらっていない。今日と明日は間違いなく出場する。そして先発登板する前日に彼がどうしたいかを教えてくれるだろう」
「彼は以前、スプリングトレーニングで全部の試合に出場したいという思いを教えてくれた。体調は彼自身が理解している。今日の試合に出て、明日の試合後までにでも彼が翌日(土曜日)どうするつもりか聞いてみたい」
29日の敵地・ドジャース戦の投球中に右手中指マメを潰した。指揮官は「今日はまだ彼の姿を見ていない。最後に(トレーナーの)アダムと話をしたときは特に問題なかった。彼(アダム氏)は全く問題ないと考えている」と登板日に変更はないとした。初登板の球数などについては、「様子を見守っていく。彼は他の何人かの投手に比べて、(オープン戦での)投球回数や球数が少ない。しかし、彼がそれをどう対応していくか見ていく。75球や80球、90球に(疲労度の面で)どのように達していくか。投球の進み具合を見ながら決断していく」と話した。
メジャー1年目の2018年、エンゼルスはNPB時代の二刀流起用法を踏襲。登板前日は投手調整日に当てられ、翌日は休養日となっていたが、ミナシアンGMも今季はその“ルール”を撤廃する考えを披露。大谷の状態を逐一チェックし、起用法を探っていく方針を明かしていた。
大谷は、この日の開幕戦に「2番・指名打者」で先発出場する。メジャー4年目で自身初の開幕戦アーチが飛び出すか注目される。二刀流完全復活のシーズンがいよいよ始まる。
(Full-Count編集部)