春夏連覇目指す東海大相模にスーパー1年生 父は大洋戦士、お化けスライダー&135M弾

投げては最速138キロ、打っては中学通算33本塁打をマーク【写真:小谷真弥】
投げては最速138キロ、打っては中学通算33本塁打をマーク【写真:小谷真弥】

元大洋の父・英雄さん「中日の福留孝介選手みたいになってくれればいい」

 父・英雄さんは1軍登板こそかなわなかったが、引退後に広岡達朗氏、中西太氏らプロ野球OBの講習会などに参加。2009年WBCでは中国、台湾を相手に打撃投手を務めた。そんな父からの学びは大きい。「小学校6年生の時に『バットを内側から入れろ』と言われました。それまで力んでしまって飛距離も出なかったんですけど、バットをしならせる感覚を出てきました」。中学通算33本塁打をマークし、打率も4割を超えるハイアベレージを残した。英雄さんは「私よりいい選手だと思います。一発もあるし、打率も残せる。野手なら中日の福留孝介選手のような打撃が理想」とエールを送る。

 投手としては「お化けスライダー」を持つ天才サウスポーとしてテレビ番組にも出演。高校進学時には甲子園常連校など40校を超える高校からスカウトされた。ハートも熱い。「周りにはすごい選手がたくさんいて、自分はまだまだと思っています。小野勝利くんのパワーには自分も刺激を受けています。5人兄弟で親に苦労させている。自分がプロになって親を楽にしたいです」。

 将来の夢もはっきりしている。「大谷翔平選手みたいになりたいです。父が大洋ホエールズだったのでベイスターズか、スワローズJr.だったのでヤクルトでプレーできればと思います。投球より打撃が得意だと思っているので、プロで本塁打王を取ってみたいです」。今夏から注目の逸材だ。

◆山内教輔(やまうち・きょうすけ)2005年10月25日、埼玉・和光市生まれ。小学1年から白小クラブで本格的に野球を始め、小学6年時にスワローズJr.でプレー。武蔵狭山ボーイズでは1年秋から4番を打ち、2018年ボーイズ選手権で準優勝。ジャイアンツカップのベスト8進出に貢献した。高校進学を見据えて外野手にも挑戦中。好きな芸能人はティモンディ。「テレビ出演で緊張していた時によく話しかけていただいた。もっと好きになりました」。身長177センチ、体重78キロ。血液型はO型。好きな食べ物は焼き肉(豚肉)。左投げ左打ち。

【動画】東海大相模に進学するスーパー1年生の“お化けスライダー”

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY