一体どこを見ている? 本塁に迫る走者に気付かぬ捕手に「寝ていたのか」
一死満塁で右前打、三走に続いて本塁狙う二塁走者に気付かぬ捕手
メジャーリーグのレジェンド、カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手もびっくり? 米大学野球の試合で起きた珍プレーが話題を呼んでいる。走者の好判断なのか、それとも捕手の注意不足なのか、ファンからは、走者への称賛の声と捕手への苦言の両方が沸き起こっている。
2日(日本時間3日)に行われたミシシッピ大VSフロリダ大の9回表の場面だった。1死満塁でミシシッピ大のシャタニアが右前打を放つと、フロリダ大の右翼手トンプソンから本塁へ好返球。三塁走者ベンチが間一髪本塁を陥れると次の瞬間、予想だにしない事態が待っていた。
ベンチの本塁生還を許した捕手ヒッキーは、その直後に本塁へ突入していた二塁走者・サモンズの存在になぜか気付かず……。サモンズは完全に背を向けたヒッキーの足元目がけてヘッドスライディングし、本塁を陥れた。
このプレーをNCAA(全米大学体育協会)大学野球とミシシッピ大の公式インスタグラムが動画で紹介すると、ファンも続々と反応。「走者は賢い。守備側は連係が酷い」「捕手は寝ていたのか」「機転の利いたプレー」「美しい」。サモンズの生還は守備全体の注意喚起次第で防げていただけに、ヒッキーにとっては悔やまれるプレーだっただろう。