大谷翔平、代打で死球&激走V生還でエ軍首位タイに浮上 相手投手を睨む場面も
8回無死一、二塁のチャンスで代打で登場すると、逆転に繋がる死球を受ける
■エンゼルス 7ー6 アストロズ(日本時間6日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・アストロズ戦の8回に代打で登場した。今季初めて登板翌日に代打で出場すると死球を食らった。4試合連続出塁をマークしたが、珍しく相手投手を睨みつける場面も。チームがこの回同点に追いつくと、1死一、三塁でウォルシュの一ゴロで生還。勝ち越しのホームに滑り込んだ。
2点を追う8回無死一、二塁のチャンスができると、代打でコールされたのは大谷だった。1ストライクからの2球目。スミスのスライダーが抜けて右太もも付近を直撃。一塁へ向かうところで大谷は珍しくサイド右腕を睨みつけるような、元同僚の捕手マルドナードは仲裁に入ろうとした。乱闘にはならなかったものの、場内は一時騒然とした。
同1死一、三塁。三塁走者となった大谷は、ウォルシュの強烈な一ゴロで本塁に突入。グリエルが飛びついて好捕して本塁へ送球したものの、鮮やかなスライディングで勝ち越しのホームを踏んだ。この回だけで4点を奪って逆転するビッグイニングに貢献した。
前日4日(同5日)の本拠地・ホワイトソックス戦で「2番・投手」で出場。初回に先制2号ソロを放ち、投げては5回途中2安打3失点。本塁ベースカバーに入った際に走者と交錯して転倒。そのまま降板となっていた。マドン監督は「昨夜話した時、出場したがっていた。今夜、代打で出場する可能性はある」と代打起用する可能性を示唆していた。
今季初のベンチスタートとなったが、大谷が気迫と好走塁でチームに貢献。前日に交錯して交代となった影響を感じさせず、チームは逆転で3連勝。エンゼルスはアストロズの開幕からの連勝を「4」で止め、ア・リーグ西地区の首位タイに浮上した。
(Full-Count編集部)